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千家の初祖、千利休(1522-91)の名は茶の湯のみならず、日本の歴史上においても重要な位置づけを占めています。天下人、織田信長(1534-82)、豊臣秀吉(1537-98)の茶の指南役として天下一の宗匠の名を確立し、桃山文化の中核をにないました。茶の湯は、日本文化の伝統のなかに大きく位置づけられることとなるのです。表千家はその道統を伝える本家として、古格をまもりぬき、現在、15代猶有斎家元にうけつがれています。



利休が理想とした「わび茶」とは、直接目に見る美しさではなくその風情のなかに美的な境地や心の充足を探究しようとする精神をもって見ることのできる美しさ、すなわち目ではなく心で見る美しさといえましょう。禅宗や和歌などの影響のもとに、日本の風土で独自に完成された「わび茶」は、表千家の茶の湯の底流をなしています。 |
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